2015/02/16
初サバゲーとバケモノ銃!
実に20数年ぶりにサバイバルゲームに参加してきました!
それでは早速進化したであろうサバゲーの体験談を書き綴ろうと思いますが、全然写真とか撮れなかったので文字のみ&長文です。
サバゲにちょっと興味あってこれから参加してみようかな…という方への参考や、もしくはそうとうお暇な方のみ推奨の内容となっております(笑)!
【フィールド】
今回はyaNexさんの定例会に弟と二人で参加しました。
昔はサバゲ専用のフィールド自体が稀でして何処かの土地を借りたりだとか、ガンショップのチームにお願いしてゲームに参加させて貰うとか、そんな程度でしかサバイバルゲームが出来なかった。
しかし現在は専用フィールドが点在し、厳重な運営スタッフによる安全管理の下でプレイヤーが安心してゲームを楽しめるようにと設備もしっかりとしています(良い時代になったものだ♪)。
yaNexさんを選んだ最大の理由は何と言っても緑が豊富!
平地にバリケード等を設置した市街戦のようなフィールドが多いですが、迷彩服の本領を発揮できるのはやはり〝深緑〟だと思いました。
他にも自販機の設置ですとか女性でも安心して参加出来るようにと、清潔なウォシュレット付きトイレですとか消耗品(BB弾等)の販売から昼食の注文まで何でも出来ます♪
バリバリの迷彩服を着て大自然の中で思いっきり暴れたい!という方にはなかなかお勧めのフィールドだと思います!
【エアソフトガン】
開始時間が迫るにつれ続々と集まるゲーマー達!
殆どの人が車で来てましたが中にはバイクでくる猛者まで!
そして各々自慢のエアガンをガンケースから取り出していきます。
それだけでも実に見応えが有り、ネットでしか見た事無い銃なんかも何丁かお目に掛かりました。
ザッと見た感じではアサルトライフルの率が高く、中には顔にまで迷彩ペイントを施したギリースーツのスナイパーも!
こんな人が森に隠れたらマジで見つけられないわ~…と、徐々に緊張して参りました(笑)。
因みにオレのメイン銃もアサルトライフルのデブグルカスタムで弟はCQBr!
いざって時にM4マガジンが交換出来るしバッテリーも共用できるという事で、予めこの2丁を選びました♪
銃だけ見れば自分達も実に立派なモノだと思います(勿論、箱出しなんだけどw)。
弾速チェックをする為に計測器のある場所へ向かう途中、なにやらゴツイ例のアレが…。
そう…それはMINIGUN君!
「ば…化け物銃がおるッ!!」
MINIGUN とは「ターミネーター2」や「プレデター」で登場したガトリングガンの事で、youtube等ではお目に掛かる事はあっても本物を見る機会は中々御座いません!
しかもこの銃のオーナーさんがまるで映画に出てきそうな大男で、MINIGUNが実によく似合ってらっしゃる!
しかしチームカラーは敵!
初のサバゲでいきなりこんな恐ろしい敵に狙われるなんて…
有る意味幸せなのかもしれない…(笑)
【そして初のサバゲー開始!】
定例のミーティングも終わりいよいよゲーム開始です!
ルールはシンプルにフラッグ戦で店員の「スタート!」の合図と共に、いっせいに走り出すサバゲーマー達!
初心者のオレと弟も必死で味方の後ろから着いて行きます。
しかし…開始直後のダッシュだけで既にバテ気味の情け無いオレ…(笑)。
戦闘中は終始中腰。それに加えて4キロ近く有る電動ガン…。
「年取ると軽い銃がいいよね~」という何かの動画で見たオジサンの台詞を今まさに実感する(笑)。
暫くすると早くも前方で激しい銃撃戦の音!
オレには全く敵が見えず、それでもヒュンヒュンと自分達の方に確実にBB弾が飛んできます!
「くそ…、オレには敵が見えないのに、向こうはオレが見えているのか…」
20年以上前に味わったあの頃の緊張感が蘇ってきます!
「残り時間!五分ーー!」と場内アナウンスの声が鳴り響く。
「くっ…このままじゃ拉致があかねえ!」
ジワリジワリと屈んだままゆっくりと敵陣に近づくと敵チームの2名を発見!
「チャンス!」とばかりに人生初のフルオート連射!
「ズガガガガガ!!」と軽快にフルオートする絶好調の箱出しデブグル!
そして見事に外すオレ…!
此方の射線に気付いた敵が物凄い勢いで反撃してくる!
まるでスローモーションを見ているように白くて綺麗な弾道を描いて大量に飛んでくるBB弾!
「バシバシ!」
「うああああああっ!ヒット…!ヒットオオ!!」
動きの鈍いオレは避け切れずに顔面にモロ食らってしまった…。
人生初のヒットコールはとても情け無い声だった(笑)。
※昔は「当たった!」って言ってました。
【MINIGUN の恐怖】
午前中の試合が終わって軽い昼食を終えた後、少し銃の調整をしようとシューティングレンジへ向かってみると、「ブゥ――ッ!!」というけたたましい銃声がッ!!
「うっ!!あ…あの音は…!」
そういえば午前中は気付かなかったが例のMINIGUNが居なかったような…。
そう!つまり「ブゥ――ッ!!」というこの音!
コレこそがMINIGUNの銃声なのだ!!
「コ、コレがMINIGUNか…!」
どうやらこのMINIGUN君、午前中は調子が悪くて今まさにオーナーが調整中。
普通の電動ガンならば「ガガガガガ!」という文字で表すとこだが、MINIGUNの場合は「ブゥ――ッ!!」と書く!
つまりそれ程連射速度が早く、弾幕のレベルも電動ガンの比では無いと言うことだ!
「こ…怖えええ、音だけで怖ええええ…」
弟とオレはこの後のゲームがMINIGUN餌食にされるイメージしか沸かなかったのは言うまでもない…。
それでも流石に慣れてきたのか徐々にヒットを食らう回数も減ってくる。
そーなると段々調子に乗るのが人の常(笑)。
「フラッグゲットしちゃいますか♪」などと有頂天になった最中「ブゥ――ッ!!」と言う〝咆哮〟が浮かれた心を一瞬でヘシ折ってくれる。
「げげ!ミ…MINIGUN が居る!!」
そう!実はあのMINIGUN君。
その余りある自重が影響し、機動性はかなり悪い。
故にアタッカーとしてではなく守りに徹する場合が多い。
「ダメだ…フラッグに近づけねえ…」
誰かがMINIGUNを倒してくれるのを期待してオレ達は回りこむ事に。
「ブゥ――ッ!!」
「うわあああ!まだ生きてるううう!!!」
幾ら遠くへ回り込もうともあの銃声が聞こえる限りどうしても一瞬凍りつく(笑)。
そんな攻防を繰り返しつつもいよいよゲームも終盤になり、そして最後の休憩時間MINIGUNオーナーと話す機会に恵まれた。
「持ってみますか?」と言ってくれたので「ウヘヘ、イ…イイんスかぁ?」とニヤケる顔を抑えきれず、両手でMINIGUNを持たせて貰う。
ズシッ…!
「うおっ!? 何コレ!!重ッ!!」
13~4キロは有ると聞いていたが実際に持ってみると想像以上に重かった…。
この人はこんな重い銃で実際にサバゲしてるんだからどんだけ腕力あるんだか…。
とにかく最後はカッコよくキメよう!と残ったスタミナを使いきる覚悟で、合図と共にダッシュするも敵の拠点の目の前で激しい睨みあいが続く…!
しかしMINIGUNの音がしない。
「あれ?拠点にMINIGUN居ない?」
「もしかして既にキルされたとか…」
「ブゥ――ッ!!」
「うわあああ!生きてる!生きてる!」
しかし銃声の聞こえる距離がなぜか拠点より遠かった。
「あの人も最後の試合だからアタッカーでもやってんのかもw」と油断していたその瞬間…。
「ぐあ!ヒット!!」
「ヒットっ!」
「ヒットォッ!」
突然目の前の味方達が何故か次々とヒット宣言!
オレは何が何だか分からずしばらくその場でキョドっていると…
ブォ――ッ!!
「ぐあああッ!! 痛てっ! 痛てててててッ…!!」
そうこの爆音と激痛ッ!!
オレと味方数人は目の前の敵拠点とは裏腹に、大きく迂回して来たMINIGUN君とその取り巻きの敵メンバーにまんまとキルされてしまったのだ!!
「く…くそおおおw!」
「ワハハハ!」と軽快に笑うMINIGUN君。
しかし…
「プアーン!ゲーム終了~!」
「!?」
「うあああ!し、しまった!遊んでる場合じゃなかった~~!」と、喜びが一瞬で驚愕へと変わったMINIGUN一向(笑)。
そう、彼らが迂回した分手薄になってしまった敵の陣地が、オレが撃たれた瞬間丁度制圧されたのだ。
その逆転劇があまりに笑え〝死体〟だったオレは思わず「や~~い!オレらの勝ち~♪」と、変なダンスで勝利アピールw。
こうしてオレの初サバゲーは無事に幕を閉じたのだった。
【ゲームを終えて】
一日遊んだ感想としてはぶっちゃけゲームの勝敗よりも、如何にゲームを楽しめたかが何より重要なのだと思った。
そんなオレの初サバゲーは、晴天にも恵まれて珍しい銃にも恵まれて、そして素敵なプレイヤー達に恵まれて…。
コレでもかってくらい疲れたがコレでもかってくらい楽しかった!
因みに成績はと言いますと…、おや?急に記憶が消え…(泣w)。
弟は途中で電動ハンドガンに切り替え3人はヒットを取っていた。
性能抜群の次世代電動ガンも必ずしもサバゲー向きとは言い難いようだ。
勿論経験も大事だし戦闘スキルによっても変わると思うが、視界が悪くて足場も安定して無い場所では取り回しし辛い大きな銃は少々不利だと思い知った。
因みにさっきのMINIGUNさんも実際は結構ヒットを取られていたようだ。
やっぱサバゲでヒットを取るならまずは自分にあった銃を、慎重に選ぶべきだと思う。
オレにとってデブグルは欲しくて仕方ない銃だったが、オレがしっかり使いこなすにはまだまだ時間が掛かりそうだ。
次は3月に参加するのでそれまでに腕を磨いておきたい!